リフォームで広さを叶える!浴室を快適空間に

ドラマやCM、不動産広告。素敵な浴室を目にする機会が増えました。親子で入っても余裕のある洗い場や、手足を伸ばせる湯船につかって本を読みながらの半身浴。

 

うちも広くしたいけれど、できるのかしら?

 

浴室のリフォームは難しいことに思いがちですが、少しの知識で夢が現実になるかもしれません。広さを求めるリフォームについて考えてみましょう。

何のために広くする?わが家のお風呂事情

浴槽のふちにアヒルのおもちゃが4つ並んでいる

リフォームで浴室を広くしたいと考えるきっかけはさまざまです。しかし、目的をはっきりとさせないままリフォームすると、後悔してしまうことも。何のために、リフォームするのかを明確にしておきましょう。

家族の介護

  • 介護が必要な家族のために、不自由な体でも使いやすい設備を調えたい。
  • 介助者と一緒に入れると便利。
  • まだひとりで入浴を楽しみたいので、安心して利用するための介護用具を置きたい。

そんなとき、広いスペースが必要となります。

手すりや入浴台、介護用シャワーチェアが無理なく置けるスペースがあることで、入浴は随分楽になり、介助者と一緒に入れる洗い場の広さがあることで、ケアセンターに行かない選択もできるのです。

子どもの誕生

  • 子どもが増えたため、洗い場や浴槽が狭く、不便に感じるようになった。
  • 一緒に湯船につかれず、冬場は寒い思いをしている。

こういった問題があると、子どもにとって入浴タイムが嫌な時間となってしまう可能性もあります。

お風呂が広くなれば、家族団らんと快適さのどちらも叶えることができるのです。広い洗い場で背中を流しあったり、みんなで湯船にもぐって潜水競争したり、お風呂が人気の遊び場になるかもしれませんね。

中古住宅を手に入れた

  • 自分たち好みの浴室にリフォームしたい。
  • 狭くて寒い浴室を広くて機能的なユニットバスにして心地よく過ごしたい。

快適な浴室でゆったり体を休ませることができたら理想的ですよね。観葉植物やキャンドルを置いたり、音響設備やテレビなどを備えつけたり、広さだけでなく好みや機能性を取り入れてよりリラックスできる浴室で新生活を迎えられます。

浴室を広くするリフォーム、その方法は?

黒と白を基調にしたユニットバス

浴室の広さを求めるリフォームで重要なのは、「なにを」広くしたいのかです。コストが低く工期も短いものから、大規模なリフォームまで、幅広くあります。

同じスペースでも、広くできる

浴室と洗面所の間の壁を薄くする、壁裏の配管スペースを狭くするなどの工事方法があります。共用壁を撤去できないマンションでも取り入れられる、浴室を広くするリフォームの方法です。

また、最新のユニットバスは同じ外形でもワイドタイプの浴槽にしたり、無駄なスペースをなくしたりと、ゆったりとした広さを感じられる工夫が凝らされています。ユニットバスを新しくするだけでも広さの問題を解決できることもあるのです。

間取り変更・増築でサイズアップ

浴室全体を思い切って広くするなら隣接する脱衣所との間仕切り位置を変更したり、増築したりする方法があります。工期と費用が各段に上がりますが、可能性は広がります。

理想と現実の落としどころを見つけて、希望を叶える方法をプロに相談してみましょう。

在来工法かユニットバスか

浴室をリフォームする時、その工法は在来工法とユニットバスの2種類があります。希望どおりに広くするにはどちらの工法が向いているのか、その特徴を解説します。

在来工法

おしゃれな浴室

かつての主流は在来工法。防水加工を施した上に、モルタルやタイルで仕上げられていました。自由度が高く、デザインや使用建材の希望も叶いやすいのが特徴です。

一戸建て住宅で、浴室にこだわりたいなら選択肢にあげてもいいでしょう。しかし、ひとつひとつ現場で手作業で作るため工期と費用がかかり、職人の腕も問われます

ユニットバス

一般的なユニットバス

対して、現在主流となっているユニットバスは、浴室を構成する部品を全て工場で製造し、現場では組み立てるだけという状態にして出荷します。仕上がりが左右されず、断熱性能や防水性に優れ、工期が短い、とメリットも多いです。

特に浴室を2階に設置したい場合は、防水性能の優れたユニットバスが向いています。多くのメーカーではサイズ規格が決まっているので希望のユニットバスのサイズに合ったたスペースが必要になります。

近年は手入れのしやすいユニットバスへのリフォームが増えています。在来工法でできた浴室であっても、ユニットバスに変えることは可能です。

在来工法 メリット 自由度が高い
使用する建材を選べる
デメリット 工期がかかる
職人の技術が必要
ユニットバス メリット 仕上がりが一定
断熱・防水性能がよい
比較的工期が短い
デメリット デザインが画一的
サイズが規格化されている

 

浴室を広くする時のデメリットと注意点

注意喚起のマーク

広い浴室のデメリット

憧れの広い浴室はメリットばかりではありません。浴室が広くなることでどのようなデメリットがあるのでしょうか。

浴室があたたまりにくい

広くなる分浴室内が温まりにくく、寒さを感じやすくなります。裸で出入りする場所なのでなおさらです。

お手入れがたいへん

浴室の面積が増えると、手入れをしなければならない箇所も増えます。湿度と温度が高い密室の浴室はどうしてもカビやすく、また石けんカスは汚れにつながります。

水道代・光熱費が増える

浴槽も大きくする場合は、その分必要となる水量も沸かすときにかかる光熱費も増加します。小さな浴槽で過ごしていた方は特に気になるかもしれません。

以上のことを考えた上で適した広さを検討しましょう。

 

リフォームの注意点

浴室を広くするリフォームにはいくつかのハードルがあります。

集合住宅の場合

  • 浴室の外壁を壊しての増築は集合住宅ではできません。
  • 浴室の場所を変えたい時は、排水管を延長しなくてはならず、建物や管理規約によってできないこともあります。
  • 共有部分である壁や柱は変更できないため、希望のユニットバスが入れられない場合があります。

集合住宅にお住まいの方は、管理規約を十分に確認した上でリフォームを考える必要があります。できることが限られるため、マンションの事例に十分な経験のある業者を選びましょう。

増築の場合

  • 戸建てであっても実際に増築が可能なのか確認しましょう。建ぺい率の限度いっぱいに建っている場合は増築ができません
  • 増築する面積が10㎡以上で、防火地域または準防火地域である場合は、確認申請が必要です。信頼できる業者を通して行いましょう。

ほかにも、浴室を広くするために脱衣所などの隣室を削ったら、その部屋のリフォーム代も必要になった……といったコスト増の問題はついて回ります。予算計画は事前にしっかりと立てましょう。

 

まとめ

希望を叶える広さはそのご家庭によって違います。ゆったり過ごしたいからと広めにしたら寒すぎた!という場合もあれば、1坪あれば十分と思っていたら介護では使いにくかった……という場合も。

まずはなぜ広さを求めているのか、書き出してみることがおすすめです。わが家のニーズが何であるかを明確にすれば、希望を叶えるために必要なことが具体的に見えてくるかもしれません。